社会に出るようになって、やっぱ大きな組織の中で生きるのは向いていないんだろうなと改めて実感している。己をすり減らしながら歩き続ければ耐えられなくはない程度の向いてなさだと勝手に推定しているが、事ある度に不快感を感じながら生きなければならない。自分ひとり(あるいは気心の知れた仲間)と作ったものを、ポンっと投げると、誰かが買ってくれる。それで適当においしいものを食べて、良い感じの家に住んで、まぁまぁ楽しく暮らしたいのだ。要は自分の庭を造って、あまり世間から干渉を受けずに好き勝手していたい。そして偶に外に出て、世間を冷やかしに行く。